「英語」が苦手になる原因は中1・中2の基礎文法!つまずきを解消する戻り学習とは

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「英語」が苦手になる原因は中1・中2の基礎文法!つまずきを解消する戻り学習とは

中学3年生になってから「英語だけ点数が上がらない」「単語は覚えているのに英文になると分からない」と感じる生徒は少なくありません。ところが、実際に問題を一緒に解いていくと、つまずきの原因が中3の単元ではなく、中1・中2で学んだ文法にあることがあります。

英語は、新しく習った内容だけを覚えれば前に進める教科ではありません。be動詞と一般動詞、三人称単数、疑問文や否定文、過去形、不定詞、比較など、それまでに学んだルールを使いながら次の文法を理解していきます。

そのため、英語が苦手になったときに大切なのは、今の学年の問題を何度も解き直すことだけではありません。「最初に分からなくなった単元はどこか」を見つけ、必要なところまで戻って学び直すことです。この記事では、中1・中2で起こりやすい英語のつまずきと、その解消につながる戻り学習について、明光義塾の視点から解説します。

英語が苦手になる原因として確認したい中1・中2のつまずき

英語が苦手になった時期と、実際につまずいた単元が同じとは限りません。中3になって点数が下がったように見えても、原因をたどると中1・中2で学んだ基礎文法に行き着くことがあります。まずは、なぜ前の学年の理解がその後の英語に影響するのかを確認します。

中3以降の英語のつまずきは中1・中2の文法が原因のこともある

中3になると、現在完了や受け身、関係代名詞など、扱う文法がさらに増えていきます。ここで急に英語が難しくなったように感じても、原因が中3の新しい文法だけにあるとは限りません。

たとえば、現在完了で「have+過去分詞」という形を覚えても、主語による動詞の変化が曖昧なままだと、haveとhasの使い分けで迷います。受け身を学んでも、be動詞を主語に合わせて変える感覚が弱ければ、is・am・areやwas・wereの選択で止まります。

つまり、中3の問題でつまずいていても、その手前にある中1・中2の文法が曖昧なまま残っていることがあります。英語の苦手を解消するときは、現在の単元だけを見るのではなく、間違い方から前の単元をたどることが重要です。

英語は前に学んだ文法を使って次へ進む積み上げ型の教科

英語では、一度学んだ文法がその後も繰り返し登場します。be動詞は中1だけで終わる内容ではなく、現在進行形、過去進行形、受け身などでも使います。一般動詞の使い方が分かっていなければ、過去形や三人称単数、疑問文・否定文でも迷いやすくなります。

たとえば「He plays soccer.」を疑問文にすると「Does he play soccer?」になります。ここでは、主語が三人称単数であること、一般動詞の文であること、疑問文ではdoesを使うこと、doesの後ろでは動詞を原形に戻すことを同時に使います。

中学英語では、一つの英文を作るだけでも、複数の文法ルールを同時に使います。どこか一つが曖昧なままだと、新しい文法を覚えるたびに迷う場面が増えていきます。

英語で起こりやすい「わかったつもり」の落とし穴

学校の授業直後や、その単元だけが並んだ問題集では正解できるのに、定期テストになると間違える生徒がいます。この場合、文法を使いこなせているのではなく、「今はこの文法を使う問題だ」と分かったうえで解けているだけのことがあります。

たとえば三人称単数の単元だけを練習している間は、動詞にsを付けることを意識できます。しかし、be動詞の文、一般動詞の文、過去形の文が混ざった瞬間に、どのルールを使えばよいか分からなくなることがあります。

英語で本当に確認したいのは、単元名を見なくても文の形を判断できるかどうかです。複数の文法が混ざった問題で迷うなら、まだ文法同士の違いを使い分けられていない可能性があります。

中1英語でつまずきやすい3つの文法

中1では、その後の英文を作る土台となる動詞の使い方と語順を学びます。

なかでもつまずきやすいのが、be動詞と一般動詞、三人称単数のs、疑問文・否定文です。それぞれどのようなところで間違いやすいのかを見ていきます。

be動詞と一般動詞の使い分けでつまずく

中1英語で最初の大きな分かれ道になるのが、be動詞と一般動詞です。「She is busy.」のisと、「She studies English.」のstudiesでは、文の作り方が異なります。

ここが曖昧になると、「She is studies English.」のようにbe動詞と一般動詞を同じ文で重ねたり、「Does she is busy?」のように疑問文の作り方を混ぜたりします。

この段階では、am・is・areを暗記するだけでは足りません。その文の中心となる動詞がbe動詞なのか一般動詞なのかを自分で判断できることが必要です。中1の後半で英語が急に分からなくなった場合は、ここまで戻って確認する価値があります。

三人称単数のsでつまずきやすい理由

三人称単数のsは、中1で英語を苦手にするきっかけになりやすい単元です。「I play tennis.」はそのままなのに、主語がheになると「He plays tennis.」へ変わります。

さらに疑問文では「Does he play tennis?」となり、playsのsが消えます。否定文も「He does not play tennis.」となるため、「heならいつでも動詞にsを付ける」と覚えてしまうと間違いが増えます。

三人称単数で見るべきなのは、主語、時制、文の形です。sを付ける練習だけを続けるより、「なぜこの文ではsが付くのか」「なぜdoesの後ろはplayになるのか」を説明できる状態まで戻る方が、その後の文法につながります。

疑問文・否定文の語順ルールで混乱する

中1では、肯定文だけでなく疑問文と否定文も学びます。ここで難しいのは、be動詞の文と一般動詞の文で作り方が違うことです。

be動詞なら「They are students.」から「Are they students?」へ変わります。一方、一般動詞なら「They like music.」から「Do they like music?」となります。否定文も「They are not students.」と「They do not like music.」では形が異なります。

この違いが曖昧なまま中2へ進むと、過去形のdidや三人称単数のdoes、助動詞を使う文も加わり、語順の迷いが増えます。疑問文や否定文で手が止まる場合は、現在形の基本文まで戻る必要があります。

中2英語でつまずきやすい3つの文法

中2になると、中1で学んだ文法を使いながら、時制や動詞の形、文の組み立て方がさらに広がります。

過去形・過去進行形、不定詞・動名詞、比較級・最上級は、中1の基礎が曖昧だとつまずきやすい単元です。

過去形・過去進行形の使い分けでつまずく

中2では、過去を表す文が複雑になります。「I played soccer yesterday.」のような過去形に加えて、「I was playing soccer then.」のような過去進行形も使うようになります。

過去形は「した」という過去の出来事を表し、過去進行形は「その時していた」という途中の動作を表します。形も、一般動詞の過去形と「was・were+動詞のing形」で異なります。

この単元で間違いが続く場合は、was・wereの使い分けや、be動詞と一般動詞の違いまで戻って確認することがあります。「He was played tennis.」のような間違いが出るなら、過去進行形だけを練習するより、中1の動詞の区別から確認した方が理解しやすくなります。

不定詞・動名詞で文の中心の動詞が見つけにくくなる

中2では「want to play」「like to read」「enjoy playing」のように、動詞の後ろにto+動詞の原形や動詞のing形が続く文が増えます。

それまでの短い英文に比べて語数が増えるため、「どれが文の中心の動詞なのか分からない」と感じる生徒も出てきます。不定詞と動名詞を単独の暗記事項として覚えるだけでは、英文の中で使うときに混乱しやすくなります。

たとえば「I want to play tennis.」では、文の中心になる動詞はwantです。to playはwantの後ろで「何をしたいのか」を表します。こうした役割をつかむには、主語と動詞を見つける中1の基本が欠かせません。

比較級・最上級の文法ルールが増えて混乱する

比較では「taller than」「the tallest」のように、形容詞や副詞の形を変えて表します。語尾にer・estを付ける語もあれば、more・mostを使う語、goodのようにbetter・bestへ変わる語もあります。

覚える形が増えるため、比較級や最上級そのものに目が向きがちですが、実際の英文ではbe動詞や一般動詞と組み合わせて使います。「Tom is taller than Ken.」なら、主語Tomに対応するbe動詞isも正しく選ばなければなりません。

比較の形は覚えているのに英文全体で間違う場合、比較級だけが原因とは限りません。動詞、主語、語順のどこで迷っているのかを確かめると、中1まで戻るべきか判断しやすくなります。

英語の「戻り学習」で中1・中2のつまずきを解消する

英語の戻り学習では、前の学年を最初からすべてやり直すのではなく、今のつまずきにつながっている単元まで戻ることが大切です。現在の間違いから原因をたどり、必要な文法だけを学び直すことで、今取り組んでいる単元の理解につなげます。

今の学年の英語だけを繰り返しても効果が薄い理由

中3の現在完了が分からないからといって、現在完了の問題だけを何十問も解けば解決するとは限りません。主語に応じたhave・hasの使い分けで迷い、一般動詞の疑問文の語順も曖昧なら、現在完了だけを反復しても同じところでつまずきやすくなります。

戻り学習とは、学年を丸ごとやり直すことではありません。今の単元を理解するために必要な前の単元まで戻り、分からなくなった部分を学び直す方法です。

英語では、今解けない問題の原因が、一つ前、二つ前に習った文法にあることがあります。その部分を曖昧なままにして先へ進むと、覚えるルールだけが増え、苦手意識も強くなります。

英語は「どこまで戻るか」の見極めが重要

戻り学習では、必要以上にさかのぼらないことも大切です。中2で過去進行形を間違えたからといって、中1の最初からすべてやり直す必要はありません。

「He was playing tennis.」を作れないなら、wasとwereの使い分けで迷っているのか、「be動詞+動詞のing形」という形を理解できていないのか、ing形の作り方で迷っているのかを確かめます。「Does he plays tennis?」と書くなら、三人称単数と一般動詞の疑問文をセットで確認します。

間違えた問題から原因を一段ずつさかのぼり、どこまでは迷わず解けて、どこから説明できなくなるのかを確かめることが、戻り学習の出発点です。戻る単元が決まれば、必要な範囲に絞って学び直せます。

前の学年へ戻ることは時間の無駄ではない

中2や中3の生徒ほど、「今さら中1をやるのは遅い」と感じることがあります。しかし、分からないまま現在の単元を解き続ける方が、同じ間違いを繰り返しやすくなります。

be動詞と一般動詞、三人称単数、疑問文・否定文などの土台が使えるようになると、その知識は過去形、不定詞、比較、受け身、現在完了でも何度も使えます。一度戻って身につけ直した内容は、その先の複数の単元に効いてきます。

戻り学習を終える目安は、同じ問題を覚えて正解できることではありません。文が変わっても使うルールを選べること、自分の言葉で「なぜこの形になるのか」を説明できることです。そこまでできれば、現在の学年の内容へ戻ったときの理解も変わります。

英語のつまずきに悩んでいる方へ

英語が苦手になった原因は、「単語を覚えていないから」「勉強時間が足りないから」だけではありません。中1・中2で学んだ文法の一部が曖昧なまま残り、新しい単元を理解しにくくしていることがあります。

明光義塾では、今学校で学んでいる内容だけを見るのではなく、実際の間違い方や理解度を確認しながら、必要な単元まで戻って学ぶことができます。中1のbe動詞まで戻る生徒もいれば、中2の不定詞だけを補えば次へ進める生徒もいます。必要な戻り方は一人ひとり異なります。

疑問文や三人称単数は分かっているつもりでも、英文を書くと語順が崩れる場合は、広島で中学生の英作文が苦手な方へ|語順・文法・表現を明光義塾で練習もあわせてご覧ください。

英語の「読む・書く・聞く・話す」まで含めて苦手の原因を知りたい方は、英語の成績が上がらない原因と明光義塾でできる4技能強化法も参考になります。

また、明光義塾の中学生向け指導では、現在の成績や学校の進度、次の定期テスト、高校受験までを見ながら、その生徒に必要な学習内容を決めていきます。詳しくは中学生の個別指導をご確認ください。

「どこが分からないのか本人も分からない」という状態でも、間違えた英文を一つずつ見ていけば、戻るべき場所は見えてきます。英語を苦手な教科のままにせず、中1・中2のつまずきから学び直すことが、次の定期テストや高校受験に向けた一歩になります。

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