学校ワークは何周すればいい?定期テストで点数を上げるワークの使い方

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学校ワークは何周すればいい?定期テストで点数を上げるワークの使い方

定期テストが近づくと、「学校ワークは3周した方がいい?」「2周では足りない?」「全部の問題を何度も解かなければいけない?」と迷う中学生は少なくありません。学校や塾で「ワークを繰り返そう」と言われても、何をどのように繰り返せばよいのか分からないこともあります。

学校ワークは、何周も繰り返せば、それだけで点数が上がるものではありません。3周していても答えを見ながら進めていたり、間違えた問題に正解を書き写すだけで終わらせたりしていれば、テスト本番で自力では解けないことがあります。

反対に、1周目で解けなかった問題を見つけ、2周目以降でその問題を重点的に解き直し、何も見ずに自力で解けるようになれば、すべての問題を同じように3周する必要はありません。学校ワークで大切なのは「何周終わったか」ではなく、「解けなかった問題が解けるようになったか」です。

この記事では、広島で中学生の定期テスト対策を行う明光義塾の視点から、学校ワークは何周すればよいのか、1周目・2周目・3周目で何をするのか、何周しても点数が上がらない原因、間違えた問題の解き直し方まで解説します。

目次
  1. 学校ワークは何周すればいい?3周を目安に自力で解けるまで続ける
  2. 定期テストで点数につなげる学校ワーク1周目・2周目・3周目の使い方
  3. 学校ワークを何周しても点数が上がらない原因
  4. 定期テスト前の学校ワークは「間違えた問題」をどう解き直す?
  5. 学校ワークは周回数より「自力で解ける問題を増やす」ことを目標にしよう

学校ワークは何周すればいい?3周を目安に自力で解けるまで続ける

学校ワークについて「何周すればいいですか」と聞かれたとき、3周を一つの目安にすることはできます。ただし、すべての問題を必ず3回ずつ解けばよいという意味ではありません。

1周目でほとんどの問題を自力で解けた生徒と、半分以上の問題で手が止まった生徒では、必要な解き直しの回数は違います。同じ生徒でも、数学は何度も解き直す必要がある一方、得意な社会では1回で正解できる問題が多いこともあります。

そのため、学校ワークは「全員3周」と回数だけで決めるより、問題ごとに自力で解けるかを確認しながら進める方が、テスト前の時間を苦手な問題に使いやすくなります。

3周で終わりと決める必要はありません。1周目でできなかった問題を見つけ、解けるようになるまで必要な回数だけ取り組んでください。

ワークを終えた回数ではなく、何も見ずに解けるかで判断する

学校ワークを使う目的は、ワークを何度も最初から最後まで進めることではありません。テストで同じ内容が出題されたときに、答えや解説を見ずに自分で解ける問題を増やすことです。

例えば数学で、一度間違えた問題の解説を読んで「分かった」と感じても、翌日に何も見ずに式を立てられなければ、まだテストで解ける状態とは言えません。

英語でも、答えの英文を覚えて正解できるだけでは不十分です。なぜその語順になるのか、別の単語に変わっても同じ文法を使えるのかまで確認する必要があります。

ワークを何周したかを数えるより、「この問題がもう一度出たら自力で解けるか」を基準にしてください。

1周目で迷わず正解した問題は2周目以降の優先度を下げる

1周目で迷わず正解できた問題まで、2周目・3周目で毎回すべて解く必要はありません。限られたテスト前の時間は、まだ解けない問題に多く使います。

1周目では、正解したかだけでなく、迷わず解けたかも見ます。たまたま正解した問題や、解き方や答えに自信がなかった問題は、もう一度確認する対象にしておきます。

一方、考え方まで理解していて、時間を空けても問題なく解ける内容であれば、2周目・3周目で毎回繰り返す必要はありません。

「全ページを3周する」ことに時間を使うのではなく、自分がまだ解けない問題に時間を使うことが重要です。

2周目・3周目でも間違える問題は回数を決めずに続ける

2周目でも3周目でも間違える問題は、「3周したから終わり」にしないでください。その問題は、まだ自力で解ける状態になっていません。

同じ場所で計算を間違えるのであれば計算方法を確認し、公式を選べないのであれば単元の基本へ戻ります。英語で語順を間違えるなら、答えだけでなく使われている文法を確認します。

何度も間違える問題ほど、点数を伸ばすための手掛かりになります。そこを解けるようにできれば、テスト本番で同じタイプの問題に対応しやすくなります。

周回数を先に決めるのではなく、自力で解けるようになるまで必要な回数だけ解き直してください。

定期テストで点数につなげる学校ワーク1周目・2周目・3周目の使い方

学校ワークを繰り返す場合は、1周目・2周目・3周目をすべて同じやり方で進める必要はありません。それぞれの回で目的を変えると、解けない問題に時間を使いやすくなります。

1周目は、テスト範囲の中で自分が解ける問題と解けない問題を見つけます。2周目は1周目で間違えた問題を中心に解き直し、3周目ではまだ残っている苦手問題を確認します。

ここで重要なのは、周回を重ねるたびに優先して解く問題を絞っていくことです。最初からできる問題まで毎回同じように解くのではなく、できない問題に学習時間を使っていきます。

1周目・2周目・3周目をどのように使えばよいのか、具体的に見ていきましょう。

1周目|テスト範囲を解いて「できる問題・できない問題」を確認する

学校ワークの1周目では、まずテスト範囲を一通り解きます。1周目からすべて完璧にする必要はありません。

目的は、どの問題なら自力で解けて、どの問題で止まるのかを確認することです。間違えた問題だけでなく、時間がかかった問題や答えに自信がなかった問題も分かるように印を付けておきます。

丸付けは、ワークを最後まで解いてからまとめて行うより、数ページごとなど区切りのよいところで行う方が、解いたときにどう考えたかを振り返りやすくなります。

1周目を終えた時点で、できなかった問題が分かっていれば、2周目で何を優先するかが決まります。

2周目|1周目で間違えた問題を答えを見ずに解き直す

2周目では、1周目で間違えた問題や迷った問題を中心に解き直します。このとき、前回の答えや解説を見ながら解かないことが重要です。

まず何も見ずに自分で考えます。それでも解けなければ教科書や解説へ戻り、どこが分からなかったのかを確認します。

解説を読んだあとは、その場で答えを書き写して終了するのではなく、解説を閉じて、もう一度同じ問題を自分で解いてください。

2周目の目的は、1周目の間違いを減らすことです。ここで自力で解けるようになった問題は、3周目では後回しにできます。

3周目|2周目でも間違えた問題を時間を空けて解く

3周目では、2周目でも間違えた問題や、まだ自信のない問題を中心に確認します。

解説を読んだ直後は、内容を覚えているため解けることがあります。そこで、少し時間を空けてから同じ問題を解き、答えや解き方を覚えているだけではなく、自分で考えて解けるかを確かめます。

数学なら途中式まで自分で書けるか、英語なら文法を説明できるか、理科や社会なら答えだけでなく理由や関連する内容まで分かっているかを見ます。

3周目で何も見ずに解ければ、その問題はいったん自力で解ける状態になったと判断できます。まだ間違える場合は、回数に関係なくもう一度取り組みます。

3周しても解けない問題は教科書や授業内容まで戻る

同じ問題を3回解いても分からない場合は、4回目をそのまま繰り返す前に、なぜ解けないのかを確認してください。

数学なら、今の単元より前に習った計算や公式が分かっていないことがあります。英語なら、今習っている文法より前の語順や単語で止まっている場合もあります。

そのような状態では、答えを覚えるまで同じ問題を繰り返しても、数値や聞かれ方が変わると解けないことがあります。教科書の例題、授業ノート、先生から配られた資料などへ戻り、問題を解くために必要な内容を確認します。

学校ワークを開いても多くの問題で手が止まり、どこまで戻ればよいのか分からない場合は、「平均点以下・赤点」から抜け出す!学習習慣がない子が最初に取り組むべきことも参考にしてください。

学校ワークを何周しても点数が上がらない原因

「学校ワークを3周したのに定期テストの点数が上がらなかった」という場合、周回数ではなく、ワークの使い方に原因があることがあります。

学校ワークを何度も開いていても、答えを見ながら進めたり、丸付けのあとに正しい答えを書くだけで終わったりすると、自力で解く練習にはなりません。

また、できる問題ばかり何度も解いて、苦手な問題を後回しにしている場合も、勉強時間のわりに解ける問題が増えにくくなります。

何周したかではなく、周回するたびに「できなかった問題が減っているか」を確認することが大切です。

答えを見ながら解いている

分からない問題があるたびにすぐ答えを見ると、ワークは早く進みます。しかし、それでは自分で考えて答えを出す練習が不足します。

テスト本番では答えを見ることができません。そのため、ワークでもまずは何も見ずに考える時間を作る必要があります。

一定時間考えても手が止まる場合は、その問題に長時間かけ続ける必要はありません。解説や教科書で考え方を確認したあと、答えを閉じてもう一度自分で解きます。

答えを見ること自体が問題なのではなく、見たあとに答えを閉じて自分で解き直すことが重要です。

丸付けをして答えを書き写しただけで終わっている

間違えた問題に赤ペンで正解を書けば、提出できる形にはなります。しかし、それだけでは解けなかった問題が解けるようになったとは言えません。

丸付けのあとは、「なぜ間違えたのか」を確認します。計算ミスなのか、公式を知らなかったのか、単語を覚えていなかったのか、問題の意味を読み違えたのかによって、次に確認する内容が変わります。

原因を確認したら、正しい答えを見ない状態でもう一度解きます。自分で答えまで出せたところで、初めて解き直しができたと考えてください。

答えを書き込むことではなく、次に同じ内容が出たときに正解できる状態を目指しましょう。

答えを覚えていても解き方を説明できない

同じワークを何度も解いていると、問題を見た瞬間に答えを思い出すことがあります。しかし、「答えを覚えている」と「問題を解ける」は同じではありません。

数学なら答えの数字を覚えていても、途中式を自分で作れなければ別の数値に変わった問題には対応できません。英語でも完成した英文だけを覚えていて、使われている文法が分からなければ、語句が変わると間違えることがあります。

答えを覚えている問題では、「どうしてこの答えになるのか」を自分で説明してみてください。途中の考え方を説明できるかどうかも、理解度を確かめる基準になります。

学校ワークを繰り返すときは、正解したかだけではなく、解き方を自分で再現できるかまで確認しましょう。

できる問題まで毎回同じように解いている

学校ワークを3周すると決めると、1周目で迷わず正解できた問題も、2周目・3周目と同じように解き続けることがあります。

もちろん、時間を空けたことで忘れていないか確認する意味はあります。しかし、テスト前の時間が限られている中で、すでに安定して解ける問題へ多くの時間を使う必要はありません。

2周目以降は、間違えた問題、迷った問題、時間がかかった問題を優先します。すでに安定して解ける問題は後回しにし、解く対象を苦手な問題へ絞ります。

同じ1時間でも、自分がまだ解けない問題に多く使った方が、得点できる問題を増やしやすくなります。

テスト直前に提出するためだけに終わらせている

学校ワークが提出物になっている場合、「提出日までに全部埋めること」が最優先になってしまうことがあります。

テスト前日まで1周目が終わっていなければ、間違えた問題を解き直す時間がほとんど残りません。答えを埋めて提出できても、苦手な問題を解けないままテストを迎えてしまいます。

学校で習った範囲から普段の学習でワークを進めておけば、テスト範囲が発表されたあとに、1周目の残りを終え、解き直しに時間を使えます。

定期テスト全体の進め方については、広島市・近郊エリアで差がつく!明光義塾の定期試験対策でも紹介しています。

定期テスト前の学校ワークは「間違えた問題」をどう解き直す?

学校ワークを定期テストの点数につなげるうえで、特に時間を使いたいのが間違えた問題の解き直しです。

一度間違えた問題は、自分の理解不足や知識の抜けを確認する手掛かりになります。その問題を自力で解けるようにすることで、テスト本番で取れる問題を増やせます。

ただし、解説を読んですぐ同じ答えを書けただけでは十分ではありません。時間を空けても自分で解けるか、別の聞かれ方でも答えられるかまで確認します。

テストが近づくほど、新しい問題を増やすより、これまで間違えた問題を自力で解ける状態にすることを優先してください。

間違えた問題に印を付けて、次に解き直す問題を分かるようにする

1周目で間違えた問題は、問題番号などに印を付けておきます。そうすると、2周目に全ページを最初から確認しなくても、解き直す問題をすぐ見つけられます。

間違えた問題だけでなく、正解したものの自信がなかった問題や、解くまでに時間がかかった問題も再確認の対象に含めます。

2周目で正解できた問題と、もう一度間違えた問題も区別できるようにしておけば、テスト前に優先する問題が分かります。

印を付ける目的はワークの見栄えを良くすることではありません。自分が次に解くべき問題をすぐ分かるようにするためです。

解説を読んだ直後ではなく時間を空けてもう一度解く

解説を読んだ直後は、答えや途中の考え方を覚えているため、同じ問題を解けることがあります。

そこで、一度解けた問題でも時間を空けてもう一度確認します。翌日や数日後に何も見ずに解くことで、本当に自分で解けるようになったかを確かめられます。

時間を空けると再び解けなくなった場合は、前回は解き方を理解したのではなく、解説の内容を一時的に覚えていただけだった可能性があります。

もう一度教科書や解説へ戻り、必要な内容を確認してから再挑戦してください。

何も見ずに途中式や理由まで自分で答えられるか確認する

解き直しでは、最終的な答えだけ合っているかを見るのではなく、答えにたどり着くまでの考え方も確認します。

数学なら途中式、英語ならその語順になる理由、理科なら使った公式や実験結果から分かることなどを自分で説明できるか確かめます。

国語や社会の記述問題でも、模範解答をそのまま覚えるのではなく、問題が何を聞いていて、どの内容を使って答えるのかを考えます。

何も見ずに途中の考え方から答えまで自分で進められれば、問題の数字や表現が変わっても対応しやすくなります。

同じ問題だけでなく似た問題でも解けるか確認する

同じワークを何度も解くと答えを覚えてしまい、自分が本当に理解しているのか判断しにくくなることがあります。

その場合は、教科書の例題やワーク内の似た問題を使い、数字や聞かれ方が変わっても解けるか確認します。

例えば数学で同じ公式を使う別の問題を解ければ、答えそのものではなく解き方を理解できていると判断しやすくなります。

すべての問題で別の教材を用意する必要はありません。答えを覚えてしまった問題や、何度も間違えた内容を中心に似た問題で確認してください。

テスト直前は最後まで残った苦手問題を優先する

テスト直前になったら、学校ワークを最初のページからもう一度全部解き直すより、最後まで間違いが残った問題を優先します。

何度も間違えている問題は、自分にとって失点しやすい内容です。そこをテスト前にもう一度確認することで、最後まで残った苦手問題に時間を使えます。

一方、直前になって新しい問題集に手を広げすぎると、これまで間違えた内容の確認時間が減ります。まずは、これまで間違えた問題のうち、まだ自力で解けないものを優先してください。

テスト前になってもワークをほとんど始められていない場合は、すべてを3周しようとせず、提出が必要な範囲と基本問題から進め、解き直す時間を少しでも確保することが重要です。

学校ワークは周回数より「自力で解ける問題を増やす」ことを目標にしよう

学校ワークは、3周すれば必ず定期テストの点数が上がるものではありません。大切なのは、1周目でできない問題を見つけ、2周目・3周目でその問題を自力で解けるようにすることです。

1回目で安定して解けた問題まで毎回同じように繰り返す必要はありません。反対に、3回解いても間違える問題なら、周回数に関係なく教科書や授業内容へ戻り、理解できていない部分を確認する必要があります。

また、学校ワークをテスト直前の提出物としてだけ扱うのではなく、授業で習った範囲から普段の学習で進めておくと、テスト前に解き直す時間を確保しやすくなります。「ワークを終わらせる」だけでなく、「昨日解けなかった問題を今日は自分で解けるようにする」という使い方を意識してみてください。

明光義塾では、学校ワークや定期テストの結果を確認しながら、生徒ごとにどの単元まで戻る必要があるのか、どこまで繰り返せばよいのかを考えて学習を進めています。定期テストや高校受験に向けた学習については、中学生の個別指導でも紹介しています。

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