広島県公立高校入試の内申点はどう計算する?中1・中2・中3の評定と今からできる対策

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広島県公立高校入試の内申点はどう計算する?中1・中2・中3の評定と今からできる対策

広島県の公立高校を目指している中学生や保護者の方から、「高校入試では中1の成績から見られるの?」「中3の内申点は3倍になるって本当?」「通知表がオール3なら何点になる?」といった質問を受けることがあります。

広島県公立高校入試では、中1・中2・中3の9教科の評定が調査書に記載され、入学者選抜に使われます。ただし、3年間を同じ比重で計算するわけではありません。中1と中2の評定はそのまま使い、中3の評定は3倍して計算します。

そのため、調査書の合計評点は、中1が45点満点、中2が45点満点、中3が135点満点となり、3年間で225点満点です。中1・中2の成績も高校入試に使われますが、中3の評定の比重が大きい仕組みになっています。

この記事では、広島で中学生の高校受験を支える明光義塾の視点から、広島県公立高校入試の内申点の計算方法、中1・中2・中3の評定の扱い、一般枠・特色枠との関係、今からできる評定対策を解説します。

目次
  1. 広島県公立高校入試の内申点とは?中1から中3までが対象
  2. 広島県公立高校入試の内申点はどう計算する?225点満点の出し方
  3. 中3の評定が3倍になるのはなぜ重要?一般枠・特色枠との関係
  4. 内申点を上げるには?中1・中2・中3で今からできる対策
  5. 広島県公立高校入試は内申点を早めに確認して今できる対策を始めよう

広島県公立高校入試の内申点とは?中1から中3までが対象

高校受験について調べると「内申点」という言葉がよく使われますが、広島県教育委員会の入試資料では、「学習の記録の評定及び合計評点」として示されています。

この記事では分かりやすく「内申点」と表記しますが、実際の入試では中学校が作成する調査書の評定が選抜資料として使われます。

対象となるのは中3だけではありません。中1・中2・中3の3年間が対象です。また、国語・数学・英語などの主要5教科だけではなく、音楽・美術・保健体育・技術・家庭を含めた9教科で計算します。

まずは、どの教科と学年の評定が高校入試に使われるのかを確認しておきましょう。

内申点は調査書に記載される9教科の評定から計算する

広島県公立高校入試の調査書では、国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術・家庭、外国語の9教科について、5段階の評定を使います。

例えば、ある学年の9教科がすべて評定3であれば、3×9教科で27点です。すべて評定4なら36点、すべて評定5なら45点になります。

ここで使われるのは、単純な定期テストの合計点ではありません。学校で付けられた各教科の評定をもとに計算します。

そのため、「定期テストで何点なら内申点はいくつ」と一律に換算することはできません。まずは自分の通知表で各教科の評定を確認してください。

国語・数学・英語など5教科だけでなく実技4教科も対象

高校入試というと、国語・社会・数学・理科・英語の5教科を意識しやすいですが、調査書の評定には音楽・美術・保健体育・技術・家庭も含まれます。

つまり、9教科すべてが内申点の計算対象です。実技4教科を後回しにすると、調査書の合計評点にも影響します。

特に中3では9教科すべての評定を3倍して計算します。数学の評定が1上がった場合も、美術の評定が1上がった場合も、調査書の合計評点では3点分の違いになります。

5教科の受験勉強だけに意識を向けるのではなく、学校で学んでいる9教科すべてに継続して取り組むことが重要です。

中1・中2・中3の評定はすべて高校入試に使われる

広島県公立高校入試では、中1から中3までの評定が調査書に使われます。そのため、「高校受験は中3になってから考えればよい」という仕組みではありません。

中1・中2は、それぞれ9教科の5段階評定をそのまま合計します。中3については、9教科の評定を3倍して計算します。

中1や中2の時点で高校受験をまだ具体的に考えていなくても、その学年の評定は後から入試に使われます。早い段階から学校の授業やテストに取り組む意味はここにもあります。

一方、中1・中2の評定が思うような結果ではなかったとしても、中3の評定は3倍で計算されます。過去の評定だけを見て諦めるのではなく、現在の学年でできることに取り組むことが大切です。

広島県公立高校入試の内申点はどう計算する?225点満点の出し方

広島県公立高校入試の内申点を計算するときは、中1・中2・中3の評定をすべて単純に足すわけではありません。学年によって比重が違います。

中1と中2は9教科の評定をそのまま合計し、中3のみ9教科の評定を3倍します。満点は中1が45点、中2が45点、中3が135点です。

したがって、3年間の合計は225点満点になります。通知表があれば、自分でも計算できます。

ここからは、学年ごとの計算方法を具体的に見ていきます。

中1は9教科の評定を合計して45点満点

中1の内申点は、9教科の5段階評定をそのまま合計します。

例えば、国語4、社会3、数学4、理科3、音楽4、美術3、保健体育4、技術・家庭3、英語4であれば、それぞれを合計して32点です。

すべての教科が評定5なら、5×9教科で45点になります。そのため、中1の満点は45点です。

中1の評定は3倍にはなりませんが、高校入試に使われないわけではありません。中1の評定も入試に使われるため、9教科の学習は中1から高校受験につながっています。

中2も9教科の評定を合計して45点満点

中2も中1と同じ計算方法です。9教科の評定をそのまま足し、45点満点で計算します。

中2になると学習内容が難しくなり、英語や数学などで中1までの理解が影響する単元も増えます。中1では取れていた評定が下がることもあれば、勉強方法を変えて上がることもあります。

大切なのは、中2の評定も高校入試に使われると知ったうえで、苦手を放置しないことです。

中3になってから中1・中2の評定を変更することはできません。中2のうちに理解できていない単元を見つけ、次のテストや中3の学習へつなげていきましょう。

中3は9教科の評定を3倍して135点満点

中3は、中1・中2とは計算方法が変わります。9教科の評定を合計したあと、その点数を3倍します。

9教科がすべて評定5なら合計45点です。これを3倍するため、45×3=135点となります。

例えば、中3の9教科の評定合計が30点なら、調査書の計算では30×3=90点です。評定合計が36点なら108点になります。

このように、中3だけで225点満点のうち最大135点を占めます。中3の評定が高校入試で大きな意味を持つ理由は、この計算方法にあります。

中1+中2+中3×3で225点満点になる

3年間の内申点は、「中1の9教科評定合計+中2の9教科評定合計+中3の9教科評定合計×3」で計算できます。

中1と中2の最大点はそれぞれ45点、中3は45点を3倍して135点です。45+45+135=225となるため、調査書の合計評点は225点満点です。

例えば、中1が30点、中2が32点、中3の評定合計が35点だった場合、中3は35×3=105点です。3年間では30+32+105=167点になります。

自分の内申点を確認するときは、中3の評定だけを3倍することを忘れないようにしてください。

オール3・オール4の場合はいくつになる?具体例で計算

計算方法を分かりやすくするために、3年間オール3だった場合を考えてみます。

9教科がすべて3なら、1学年の評定合計は27点です。中1は27点、中2も27点、中3は27×3=81点となります。合計すると27+27+81=135点です。つまり、3年間オール3の場合は225点満点中135点になります。

3年間オール4の場合は、1学年の評定合計が4×9=36点です。中1が36点、中2が36点、中3が36×3=108点となり、合計180点です。

3年間オール5なら45+45+135=225点となります。実際には教科ごとに評定が異なる生徒が多いため、自分の9教科の評定を当てはめて計算してみてください。

中3の評定が3倍になるのはなぜ重要?一般枠・特色枠との関係

広島県公立高校入試では、中3の評定を3倍して計算します。このため、中3の学習結果は調査書の合計評点に大きく影響します。

ただし、「中3の内申点だけで合否が決まる」という意味ではありません。一次選抜では、一般学力検査や自己表現も使われます。

また、一般枠と特色枠では、調査書が選抜全体の中で占める比重が異なる場合があります。自分の内申点を計算したら、次は志望校がどのような方法で合格者を決めるのかも確認しておく必要があります。

内申点だけを見るのではなく、学力検査や自己表現を含めた入試全体の中で考えることが重要です。

広島県の内申点は中1:中2:中3=1:1:3

学年ごとの評定の比重を比べると、中1:中2:中3=1:1:3になります。

例えば、中1で一つの教科の評定が3から4になれば、調査書の合計評点は1点増えます。中2も同じです。

一方、中3で一つの教科の評定が3から4になった場合、その評定は3倍して計算されるため、調査書の合計評点では3点の違いになります。

中1・中2の評定も使われ、そのうえで中3の比重が大きく設定されています。

中3では評定が1上がると内申点は3点増える

中3では各教科の評定を3倍するため、一つの教科で評定が1上がると、調査書の合計評点では3点増えます。

例えば、中3の数学が評定3なら計算上は9点、評定4なら12点です。数学だけで3点の差になります。

同じことは実技教科にも当てはまります。音楽、美術、保健体育、技術・家庭も中3では評定を3倍するため、実技4教科も同じ計算です。

ただし、評定を上げるために何をすればよいかは教科や学校によって異なります。通知表の観点別評価も確認し、どの観点に課題があるのかを確認して次の学習につなげることが重要です。

一般枠では学力検査・調査書・自己表現を6:2:2で評価する

令和9年度の広島県公立高校入試では、一般枠による選抜で一般学力検査・調査書・自己表現を6:2:2の比重で評価します。

調査書の比重は2ですが、これは「内申点は重要ではない」という意味ではありません。調査書も合否判定に使われる選抜資料の一つです。

一方で、一般学力検査の比重は6と最も大きくなっています。そのため、すでに確定した中1・中2の評定ばかりを気にするのではなく、入試本番に向けた5教科の勉強も並行して進める必要があります。

現在の内申点を把握したうえで、今後の評定と学力検査の両方に向けて学習を進めることが大切です。

特色枠では学校・学科によって調査書の比重が変わる

特色枠では、一般枠のようにすべての学校・学科で6:2:2になるわけではありません。学校・学科ごとに一般学力検査・調査書・自己表現の比重を設定できます。

さらに、特色枠では調査書について特定教科のみを活用したり、特定教科に傾斜配点を設定したりすることもできます。

そのため、同じ内申点でも、どの高校・学科を志望するかによって調査書が合否に与える影響は変わる場合があります。

志望校が決まったら、内申点の合計だけを見るのではなく、広島県教育委員会が公表している入学者選抜実施内容シートで、特色枠の有無や調査書の比重、傾斜配点まで確認しておきましょう。

特色枠と一般枠の選抜方法については、広島県公立高校入試「特色枠」と「一般枠」の違いとは?合否の決まり方をわかりやすく解説でも詳しく紹介しています。

内申点を上げるには?中1・中2・中3で今からできる対策

自分の内申点を計算して、「思っていたより低い」と感じる人もいるでしょう。しかし、すでに確定している過去の評定を変えることはできないため、大切なのは現在の学年で何ができるかを考えることです。

中学校の学習評価では、各教科について「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の観点から学習状況を評価し、それらをもとに評定が付けられます。

そのため、定期テストの点数だけを上げれば必ず評定が上がるとは限りません。学校や教科によって評価に使う資料は異なりますが、テスト、授業での課題、レポート、実技、学習への取り組みなどを確認し、自分がどの観点に課題があるのかを見ることが重要です。

中1・中2・中3では残されている時間も違います。それぞれの学年で今から取り組みたいことを見ていきます。

中1|最初の定期テストから評定を意識して学習する

中1は高校受験までまだ時間がありますが、広島県公立高校入試では中1の評定も調査書に使われます。

中学校へ入学すると、小学校より学習内容が難しくなり、定期テストも始まります。テスト前だけ勉強する習慣になると、英語や数学など積み重ねが必要な教科で後から苦しくなることがあります。

中1では、授業で分からなかった内容をそのままにせず、学校ワークや教科書を使って復習する習慣を作ることが重要です。定期テスト前になって初めて全範囲をやり直すのではなく、普段から少しずつ復習を進めます。

評定だけを目的にするのではなく、中2・中3で学ぶ内容の土台を中1のうちに身につけることが、結果として高校受験にもつながります。

中2|苦手教科をそのままにせず次の評定につなげる

中2では、学習内容が一段と難しくなります。数学の一次関数や図形、英語の文法など、中3や高校入試につながる単元も増えていきます。

この時期に苦手教科をそのままにすると、中3になってから受験勉強と中1・中2の復習を同時に進める必要が出てきます。

テストが返ってきたら点数だけを見るのではなく、どの単元で失点したのかを確認してください。知識不足なのか、問題演習が足りなかったのか、時間配分に課題があったのかによって次に復習する内容は変わります。

中2の評定も45点満点で高校入試に使われます。次の定期テストまでに優先して復習する単元を決め、中3へ苦手を持ち越さないことを意識しましょう。

中3|評定が3倍になることを意識して9教科に取り組む

中3では、9教科の評定を3倍して調査書の合計評点を計算します。そのため、5教科だけでなく実技4教科を含めた学校の学習に取り組む必要があります。

高校受験が近づくと、入試で出題される5教科ばかり勉強したくなることがあります。しかし、中3の評定も選抜に使われるため、定期テストや学校で現在学んでいる内容を後回しにしないことが重要です。

また、学校で中3に習う内容そのものが高校入試の範囲に入ります。定期テスト対策と受験勉強を完全に別のものとして考える必要はありません。

受験対策を進めながら、学校の授業や9教科の学習にも継続して取り組みましょう。

定期テストだけでなく日々の学習にも継続して取り組む

評定について考えるとき、「定期テストで何点取れば4になりますか」と気になる人もいるでしょう。しかし、評定は定期テストの点数だけで機械的に決まるものではありません。

中学校の学習評価では、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点で学習状況を評価します。

そのため、まずは自分の通知表にある観点別評価を確認してみてください。どの観点に課題があるか分かれば、次の授業や家庭学習で何を意識するか決めやすくなります。

授業で出された課題やワーク、レポートなども、内容を確認し、期限までに取り組みます。ただ提出するだけで評定が上がると考えるのではなく、学校から求められている学習に継続して取り組むことが大切です。

定期テストに向けた学習については、広島市・近郊エリアで差がつく!明光義塾の定期試験対策でも紹介しています。

実技4教科も内申点に入ることを忘れない

音楽・美術・保健体育・技術・家庭も、国語や数学と同じように5段階の評定が調査書に使われます。

特に中3では、それぞれの評定を3倍して計算します。実技4教科を後回しにすると、調査書の合計評点にも影響します。

実技教科では、筆記テストだけではなく、作品、実技、レポートなどが学習評価に使われることがあります。評価方法は教科や学校によって異なるため、授業で何を求められているのかを確認して取り組んでください。

高校入試の5教科だけに学習時間を偏らせず、学校生活の中では9教科すべてを大切にすることが、広島県公立高校入試の調査書対策につながります。

広島県公立高校入試は内申点を早めに確認して今できる対策を始めよう

広島県公立高校入試の内申点は、中1・中2・中3の9教科の評定を使って計算します。中1は45点満点、中2も45点満点、中3は評定を3倍して135点満点となり、3年間で225点満点です。

中3の比重は大きいものの、中1・中2の評定も高校入試に使われます。そのため、中1・中2であれば今の学年から学校の学習に取り組み、中3であれば受験勉強と並行して9教科の学習を続けることが重要です。

一方で、内申点だけで合否が決まるわけではありません。一般枠では学力検査・調査書・自己表現を6:2:2で評価し、特色枠では学校・学科によって比重が変わります。すでに確定した評定ばかりを気にするのではなく、これからの学校の学習と入試本番の対策の両方を進めていきましょう。

明光義塾では、通知表や定期テストの結果、現在の学力、志望校を確認しながら、一人ひとりに必要な学習内容を考えています。広島県の高校受験や定期テスト対策については、中学生の個別指導でも紹介しています。

「自分の内申点を計算したけれど、志望校を目指すうえで今の内申点をどう見ればよいのか分からない」「中1・中2の評定が低くても今から何ができるのか知りたい」という方は、現在の通知表やテスト結果を持って明光義塾へご相談ください。

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