「将来は学校の先生になりたいけれど、まだ子どもに勉強を教えたことがない」「教育実習でうまく授業ができるか不安」と感じている大学生もいるのではないでしょうか。
大学の教職課程では、教育の仕組みや授業の進め方、子どもの発達などについて学びます。しかし、実際に生徒を前にすると、大学で学んだとおりに説明できなかったり、思うように質問に答えられなかったりすることもあります。
教員を目指す大学生にとって、個別指導塾の講師は、教育実習前から指導経験を積めるアルバイトです。生徒に勉強を教えながら、相手の理解度に合わせて説明したり、授業時間の使い方を考えたりする経験ができます。
ただし、塾講師のアルバイトと学校の教育実習では、指導する人数や仕事内容が異なります。塾で得られる経験と、学校の教育実習で学ぶ内容には違いがあります。
この記事では、教員志望の大学生が塾講師バイトをするメリットや、教育実習前に経験できること、教職課程とアルバイトを両立するために確認しておきたいことを紹介します。
教員志望の大学生に塾講師バイトがおすすめの理由


教員を目指している大学生にとって、塾講師のアルバイトでは、実際に生徒を指導する機会があります。
学校の先生になるために必要な知識を大学で学ぶ一方、塾では生徒を前にして説明することや、相手の反応を見ながら授業を進めることを経験できます。
教育実習前から子どもと関わる仕事をしてみたい方や、自分が教える仕事に向いているか確かめたい方にとって、塾講師のアルバイトは、その第一歩になります。
教育実習前から生徒に勉強を教える経験ができる
教職課程を履修している大学生でも、教育実習を迎えるまでに、継続して生徒を指導した経験がない方もいるでしょう。
大学の授業で指導案を作成したり、学生同士で模擬授業を行ったりする機会はありますが、実際の小学生や中学生、高校生を相手に授業を進めると、想定していなかった反応が返ってくることがあります。
例えば、中学生に数学の一次方程式を説明したとします。講師としては分かりやすく説明できたつもりでも、生徒が自分で問題を解こうとすると、移項の仕方が分からず手が止まることがあります。
そのとき、もう一度同じ説明をするだけでは解決しないかもしれません。どの計算から分からなくなったのかを聞き、必要であれば正負の数の計算まで戻って確認します。
塾講師のアルバイトでは、このように生徒が実際に問題を解く様子を見ながら指導できます。
教育実習が始まる前から、生徒に説明することと、生徒が理解できたかを確かめることの違いを経験できるのは、教員志望の大学生にとって大きなメリットです。
教職課程で学んだ指導方法を塾の授業で活かせる
大学の教職課程では、教科ごとの指導方法や発問の仕方、授業計画の立て方などを学びます。
塾講師のアルバイトでは、大学で学んだことを実際の授業で使えます。ただし、生徒の学習状況や教室の指導方針に合わせて取り入れることが必要です。
例えば、大学で生徒の考えを引き出す発問について学んだとします。塾の授業で文章題を教える際に、すぐに解き方を説明するのではなく、「問題文のどこに注目した?」「何を求めれば答えが出せそう?」と質問することができます。
生徒が自分の考えを話してくれれば、どこまで理解しているのかが分かります。反対に、質問しても答えが返ってこない場合は、問題の難しさや質問の仕方を変える必要があります。
もちろん、大学で学んだ指導方法が、すべての生徒に同じように通用するわけではありません。
実際に授業で使い、生徒がどのような声かけなら答えやすいのかを確かめることで、大学で学んだ指導方法を、生徒の反応と結びつけて考えられます。
教えることの難しさを教育実習前に知ることができる
自分ではよく分かっている内容でも、生徒に説明するとなると難しさを感じることがあります。
例えば、英語が得意な大学生なら、中学校で習う文法は難しく感じないかもしれません。しかし、初めて現在完了を習う生徒には、過去形との違いから説明する必要があります。
講師が専門用語を使って説明しても、その言葉自体を生徒が理解していなければ、生徒は説明を理解できません。
また、同じ説明を聞いてすぐに理解する生徒もいれば、具体例を増やした方が理解しやすい生徒もいます。
塾講師として働くと、自分が知っていることを話すだけでは、生徒が理解できないことがあります。
説明が伝わらなかった理由を考え、別の言葉や例を使って伝え直す経験は、教育実習で授業を行うときにも役立ちます。
明光義塾で働く教職志望の大学生が、実際にどのような難しさややりがいを感じているのか知りたい方は、教職志望の大学生必見!明光義塾で夢に一歩近づく!浅野先生インタビューもご覧ください。
教育実習前に塾講師バイトで経験できる3つのこと


塾の授業では、生徒に説明する以外にも、その場でさまざまな判断が必要になります。
明光義塾の個別指導では、生徒一人ひとりの学習内容や理解度を確認しながら授業を進めます。
生徒の理解度に合わせて説明を変える
個別指導では、同じ学年でも、生徒によって分からないところは異なります。
例えば、中学2年生の数学で連立方程式を教える授業では、生徒によってつまずくところが違います。
ある生徒は加減法の計算で符号を間違え、別の生徒は文字を消去するために式を何倍すればよいのか分からないかもしれません。文章題になると、何を文字で表すのか分からない生徒もいます。
同じ連立方程式の授業でも、全員に同じ説明をすれば理解できるわけではありません。
計算でつまずいている生徒には途中式を確認し、文章題が苦手な生徒には問題文から数量の関係を読み取るところから指導します。
こうした経験を重ねると、問題が解けなかったという結果だけでなく、どの計算や考え方でつまずいたのかを確認できるようになります。
学校の教育実習では、学級全体に授業を行う場合でも、一人ひとりの理解度には違いがあります。個別指導で経験した、生徒のつまずきを見つける視点は、学校で授業を考える際にも活かせます。
生徒の考えを引き出す質問をする
塾講師の仕事は、生徒に答えを教えることだけではありません。
問題が解けずに手が止まった生徒には、すぐに解答を説明するのではなく、まず生徒がどこまで考えたのかを聞きます。
例えば、数学の図形問題で生徒が悩んでいるとき、「この角度は何度になる?」「前に習ったどの性質が使えそう?」と質問すると、生徒が解き方に気づく場合があります。
一方、「分かった?」と聞くだけでは、生徒がどこまで理解できたのか判断できないことがあります。うなずいていても、自分で問題を解こうとすると手が止まる場合があるためです。
そんなときは、「最初にどの式を使う?」「どうしてその答えになった?」と聞き、生徒自身の言葉で説明してもらいます。
質問の仕方を変えると、生徒が答えやすくなることがあります。答えが出ない場合には、質問を短くしたり、前の学習内容に戻ったりする必要もあります。
教育実習の授業でも、児童・生徒に問いかける場面があります。塾講師として質問の仕方を工夫する経験は、将来、学校で授業をする際の発問を考えるうえでも参考になります。
授業時間の中で説明と演習を組み立てる
生徒に分かりやすく説明することは重要ですが、説明だけで授業時間を使い切ってしまうと、生徒が自分で問題を解く時間を確保できません。
明光義塾の通常授業は90分です。授業では、生徒の学習状況を確認し、必要な説明をした後、自分で問題を解いてもらう時間を設けます。
例えば、英語の不定詞を学習する授業なら、最初に前回の内容を確認し、新しい文法を説明した後、基本問題に取り組んでもらいます。
そこで理解できていることが分かれば、次の問題へ進みます。反対に、語順を何度も間違える場合は、例文を使ってもう一度確認します。
授業が始まる前に予定していた内容を、必ずそのとおりに進めればよいわけではありません。
生徒の手が止まったときには説明の時間を増やし、理解が進んでいるときには演習問題を追加するなど、生徒の理解度に合わせて時間配分を変えます。
また、個別指導では複数の生徒を担当する場合もあります。一人の生徒が問題を解いている間に、ほかの生徒の進み具合も確認しながら授業を進めます。
教育実習では、授業の目標に合わせて指導案を作り、限られた時間の中で授業を進めます。塾講師として説明と演習の時間を考えた経験は、授業計画を立てる際にも役立ちます。
明光義塾の個別指導について詳しく知りたい方は、1対3の個別指導はどう教える?明光義塾の塾講師が3人の生徒を見る授業の進め方も参考にしてください。
塾講師バイトと学校の教育実習は何が違う?


教員志望の大学生が塾講師として経験を積むことにはメリットがありますが、塾での指導経験と学校の教育実習では、学べる内容が異なります。
個別指導で経験できることがある一方、学校では学級全体への指導や授業以外の教育活動にも関わります。
個別指導と学校の一斉授業では教え方が異なる
個別指導塾では、担当する生徒の学習状況に合わせて授業を進めます。生徒が理解できていない場合は、その場で説明を変えたり、前の単元に戻ったりできます。
一方、学校では、学級全体を対象に授業を進めることがあります。
例えば、30人以上の生徒がいる学級で数学の授業を行う場合、一人の生徒だけに長時間説明することは難しくなります。学級全体の理解度や授業の進み具合にも目を向ける必要があります。
また、学校では生徒同士で意見を交換したり、班で話し合ったりする活動を取り入れることもあります。
個別指導で身につけた説明の仕方が、そのまま学級全体への授業に使えるとは限りません。
ただし、児童・生徒がどこでつまずきやすいのかを知っていれば、学級全体に説明するときにも、その部分を意識して授業を考えられます。
塾講師として生徒一人ひとりの反応を見る経験を積み、教育実習では学級全体への伝え方や、個別指導とは違う授業の進め方を学べます。
学校の教育実習では授業以外の活動も経験する
学校の教育実習では、授業以外にも、学級での活動や学校行事に関わります。
例えば、朝の会や帰りの会、給食や清掃の時間、学校行事など、授業以外にも児童・生徒と接する機会があります。実際にどの活動を担当するかは、実習先の学校や大学の実習計画によって異なります。
学校の先生は、教科を教えるだけでなく、子どもたちが学校生活を送るうえで必要な指導や支援にも関わります。
一方、塾講師の仕事は、主に生徒の学習を支えることです。
宿題が進んでいない理由を聞いたり、学校の授業で分からなかった内容を確認したりすることはありますが、学級全体の生活指導や学校運営まで担当する仕事ではありません。
塾では学習指導、教育実習では学校生活を含む教育活動について経験を積めます。
塾講師のアルバイトは教育実習の代わりになる?
塾講師として長く働いていても、その勤務経験だけで大学の教育実習の単位を取得することはできません。
教員免許を取得するための教育実習は、大学の教職課程で定められた科目として行われます。実習先や実施期間、単位の認定方法などについて、大学が定める教育実習の履修条件を満たす必要があります。
また、大学によっては、教育実習に関連して学校体験活動を実施している場合があります。
学校体験活動は、学校の授業や行事などを支援する活動であり、大学の教職課程において教育実習の一部として扱われる場合もあります。ただし、一般の塾講師アルバイトが自動的に学校体験活動として認められるわけではありません。
大学の単位として認定される活動や教育実習の履修条件については、所属大学の教職課程担当窓口で確認してください。
塾講師のアルバイトは、教育実習とは別に、生徒に教える経験を積む仕事として考えるとよいでしょう。
教職課程と塾講師バイトは両立できる?大学生が応募前に確認したいこと


教員志望の大学生がアルバイトを始める際に、確認しておきたいのが大学の講義や教職科目と勤務時間の両立です。
教職課程では、通常の学部の授業に加えて教職に関する科目を履修するため、夕方まで講義が続く日もあります。
塾講師のアルバイトを無理なく続けるためには、大学の時間割や教育実習の予定を踏まえ、勤務できる曜日と時間を確認しておきましょう。
大学の講義や教職科目と勤務時間を両立できるか
教職課程を履修している大学生は、学部の専門科目に加えて、教育原理や教育心理学、教科指導法などの授業を受けることがあります。
大学の時間割によっては、夕方まで講義が続いたり、授業のない曜日が限られたりすることもあるでしょう。
明光義塾のアルバイト講師はシフト制で、週1日1コマから勤務できます。そのため、大学の授業が早く終わる曜日に合わせて働くことも検討できます。
ただし、大学から教室までの移動時間には注意が必要です。
例えば、大学の講義が16時30分に終了し、教室まで45分かかる場合は、授業開始時刻だけでなく、勤務前の準備時間も含めて間に合うかを確認しなければなりません。
また、大学の定期試験やレポートの提出が重なる時期には、普段と同じように勤務できないこともあります。
応募する際は、大学の時間割を確認し、何曜日の何時から勤務できるのかを伝えてください。教職科目が増える学年についても見通しを立てておくと、無理のないシフトを相談できます。
教育実習の期間はアルバイトを休めるか
教育実習を控えている大学生は、教育実習期間中の勤務について、応募前に相談しておきましょう。
教育実習では、決められた期間に実習校へ通い、授業の準備や指導案の作成などにも取り組みます。
学校での実習が終わった後に、翌日の授業準備をすることもあるため、普段どおりにアルバイトを続けることが難しくなる場合があります。
特に、実習先の学校と大学、アルバイト先が離れている場合は、移動時間も負担になります。
教育実習の予定が決まっている場合は、アルバイトの面接時に実習の時期と期間を伝えておきましょう。
まだ具体的な日程が決まっていない場合も、実習を予定している学年や時期を伝えておきましょう。
明光義塾ではアルバイト講師の勤務日をシフトで決めています。教育実習期間中に休めるかどうかは、担当する授業や教室の勤務状況を踏まえ、教室長と事前に相談して決めます。
実習の日程が確定したら、できるだけ早く教室長に相談し、担当している生徒の授業に支障が出ないよう勤務日を確認してください。
教員免許を取得する前でも塾講師バイトに応募できる?
教員志望の大学生の中には、教員免許を取得していない段階でも塾講師のアルバイトができるのか、不安に思う方もいるでしょう。
明光義塾のアルバイト講師は、教員免許を持っていなくても応募できます。
大学で教職課程を履修している方はもちろん、教育に関わるアルバイトが初めての大学生も応募できます。
また、応募時点ですべての教科を指導できる必要はありません。英語や数学など、自分が指導できる科目について、応募時に相談できます。
ただし、担当する学年や教科によって必要な知識は異なります。高校生の数学を担当する場合と、小学生の算数を担当する場合では、授業で扱う内容も説明の仕方も変わります。
明光義塾では、指導経験のない方に向けた事前研修を実施しています。事前研修で授業の進め方や生徒への接し方を確認してから、講師としての仕事を始められます。
研修内容や未経験から働く場合のサポートについて詳しく知りたい方は、未経験から塾講師になれる?明光義塾の研修制度とサポート体制もご覧ください。
教育実習前に指導経験を積みたい大学生は明光義塾の塾講師バイトへ


教員志望の大学生は、塾講師のアルバイトを通じて、教育実習前から実際に生徒と向き合い、指導経験を積むことができます。
自分が理解している内容を説明するだけでなく、生徒がどこでつまずいているのかを確認し、質問や説明の仕方を変えながら指導することが求められます。
また、限られた授業時間の中で、生徒が自分で問題を解く時間を確保する経験もできます。こうした経験は、教育実習で授業を考える際にも役立つでしょう。
もちろん、塾講師のアルバイトだけで学校の先生に必要な仕事をすべて経験できるわけではありません。学校の教育実習では、学級全体への授業や学校生活に関わる活動など、塾とは異なる経験を積むことになります。
広島県内で明光義塾を運営する株式会社G-netでは、大学生のアルバイト講師を募集しています。
明光義塾の個別指導では、生徒一人ひとりの学習内容や理解度に合わせて授業を進めます。生徒の反応を見ながら説明したり、自分で答えを出せるように質問したりすることは、教育実習前に教えることへの理解を深める機会になります。
塾講師が初めての方も応募でき、勤務開始前には事前研修を行います。大学の教職課程と両立しながら働きたい方は、勤務できる曜日や時間、教育実習の予定についてご相談ください。
「将来は学校の先生になりたい」「教育実習前に子どもへ勉強を教えてみたい」「大学で学んだ指導方法を実際の授業で使ってみたい」と考えている方は、明光義塾でアルバイト講師を始めてみませんか。
詳しい採用情報は、明光義塾の採用ページをご覧ください。応募を希望される方は、求人に関するお問合せ・応募フォームからご連絡ください。
明光義塾の正社員・アルバイト募集概要
| 採用枠 | 正社員 |
| 勤務時間 | 13:00~22:00(火~金) 12:00~21:00(土) お昼休み1時間含む |
| 給 与 | 月給27万円~42万円/月 |
| 待 遇 | 社会保険完備、交通費全額支給、有給休暇、試用期間最長3か月(給与同一) |
| 休暇 | 日月、ほか、年間休日120日 |
| 採用枠 | アルバイト |
| 勤務時間 | シフト制 |
| 給 与 | コマ給100分(授業90分+報告10分) 2,000円 ※授業準備手当 170円(授業開始10分前に出社し、授業準備に充ててください) |
| 待 遇 | 交通費 全額支給 事前研修あり、未経験歓迎、週1日1コマからOK |
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