英検は高校何年生で何級を目指すべき?大学入試との関係も解説

英検を受けさせた方がいいとは聞くものの、実際に何年生までに何級を取っておくべきなのか、明確な基準がわからないまま時間だけが過ぎているという家庭は少なくありません。学年が上がるにつれて他の勉強との両立も難しくなるため、早い段階で見通しを立てておくことが重要になります。

この記事では、英検の級を学年ごとに考える必要がある理由から、高校1年生・2年生・3年生それぞれの時点で目指したい級の目安、そして大学入試との関係を踏まえたスケジュールの立て方まで、順を追って詳しくお伝えします。

なぜ英検の級を学年ごとに考える必要があるのか

英検を受けること自体は珍しいことではありませんが、学年ごとの目標を明確にしないまま受け続けている家庭も少なくありません。目的や時期を意識せずに受験を続けると、結果的に大学入試という本来の目標から逆算した動き方ができなくなってしまいます。

まずは、なぜ学年ごとに目標級を考えておく必要があるのか、その理由から確認していきましょう。

何となく受け続けても目標が定まらない問題

「取れるところまで取っておこう」という漠然とした姿勢で受験を重ねていると、いつまでに何級が必要なのかという軸が定まらず、対策の優先順位も曖昧になりがちです。目の前の一回一回の試験に向けた対策は行っていても、最終的なゴールとの距離感が見えていない状態では、努力の方向性がぶれやすくなってしまいます。

大学入試の出願時期から逆算する必要があること

大学入試において英検の級やスコアを活用する場合、出願時にすでに合格している必要があるケースがほとんどです。高校3年生になってから慌てて取得を目指しても、出願のタイミングに間に合わない可能性があります。志望校の出願条件を早い段階で確認し、そこから逆算して学年ごとの目標を設定しておくことが欠かせません。

学年が上がるほど対策に割ける時間が減っていくこと

高校2年生、3年生と学年が上がるにつれて、定期テストや模試、部活動の引退時期などが重なり、英検対策だけに使える時間は確実に減っていきます。比較的時間に余裕のある高校1年生のうちに基礎を固めておくことが、後の学年での負担を軽くすることにつながります。

高校1年生の時点で目指したい級の目安

高校1年生は、中学までに積み上げてきた英語力を土台にしながら、今後の学習ペースを決めていく大切な時期です。この時期にどこまで到達しておくかによって、その後の学習の余裕度が大きく変わってきます。

高校1年生の段階で意識しておきたい級の目安を、具体的に見ていきます。

中学までの貯金を活かして準2級を固める時期

準2級は高校中級程度の英語力が目安とされる級で、中学英語の総仕上げとして高校1年生の早い段階で取得を目指しやすい級です。中学時代に英語を得意にしていた生徒であれば、入学後すぐに挑戦できる水準でもあり、この時期に確実に固めておくことで、その後の学習にスムーズに移行できます。

高1のうちに2級の土台を作っておく意味

2級は高校卒業程度の英語力が目安とされる級で、多くの大学入試で優遇の対象になりやすい水準です。高校1年生のうちに合格まで至らなくても、単語力や文法の土台を固めておくことで、高校2年生での取得に向けたハードルを大きく下げることができます。

定期テストとの両立を意識した無理のないペース

高校1年生の段階では、学校の定期テスト対策との両立も重要な課題です。英検の対策に偏りすぎて学校の成績が落ちてしまっては本末転倒になるため、無理のないペースで両立させる意識を持っておくことが大切です。長期休みなど、まとまった時間を確保しやすい時期を活用するのも一つの方法です。

高校2年生の時点で目指したい級の目安

高校2年生は、大学入試を見据えた具体的な準備を本格的に始める時期にあたります。この学年でどこまで英検の対策を進めておけるかが、高校3年生での受験勉強の負担に直結してきます。

高校2年生の段階で目指したい級の目安を、順を追って見ていきましょう。

2級を確実なものにしておきたい時期

高校2年生のうちに2級を確実に取得しておくことは、多くの大学の出願条件を満たすうえで大きな安心材料になります。2020年度に大学入試制度が見直されて以降、英検を含む民間の英語資格・検定試験を活用する大学は一定数存在しており、2級の取得は選択肢の幅を広げることにつながります。

準1級に挑戦し始める生徒が出てくるタイミング

2級を早期に取得できた生徒の中には、高校2年生のうちから準1級への挑戦を始めるケースも見られます。準1級は大学中級程度とされる高い水準の級であり、より難関の大学を目指す場合や、英語を強みとしてアピールしたい場合に、この時期からの取り組みが選択肢に入ってきます。

総合型選抜・学校推薦型選抜を見据えた取得時期の逆算

総合型選抜は9月1日以降、学校推薦型選抜は11月1日以降に出願受付が始まります。これらの入試方式で英検の級を出願資格や加点要素として活用したい場合、出願開始までに合格している必要があるため、高校2年生のうちに目標級を取得しておくことが現実的なスケジュールになります。英検の従来型は年3回実施されており、月に一度程度実施される英検S-CBTと組み合わせて計画を立てることも可能です。

高校3年生からの英検受験で気をつけたいこと

高校3年生になってから英検の取得を目指す場合、それまでの学年とは異なる注意点がいくつか出てきます。受験勉強と並行して進める難しさもあるため、無理のない現実的な計画を立てることが重要です。

高校3年生からの英検受験で気をつけたいポイントを、具体的に見ていきます。

出願条件に間に合わせるための試験日程の確認

従来型の英検は例年5月末、10月上旬、翌年1月下旬の年3回実施されます。志望校の出願時期から逆算し、どの回までに合格しておく必要があるのかを早めに確認しておくことが欠かせません。二次試験まで含めると合格発表まで一次試験からおよそ1か月半ほどかかるため、ぎりぎりのスケジュールでは間に合わない可能性がある点にも注意が必要です。

一般選抜対策と英検対策を両立させる難しさ

高校3年生は、一般選抜に向けた受験勉強そのものに多くの時間を割かなければならない学年です。この時期に英検対策のために新たにまとまった時間を確保するのは、想像以上に負担が大きくなります。すでに一定の級を取得できている場合はよいですが、ゼロから対策を始める場合は、他の科目とのバランスを慎重に考える必要があります。

無理に上位級を狙うより出願条件を満たす級を優先する判断

高校3年生からの受験では、より上位の級を目指すことにこだわりすぎず、志望校の出願条件を満たす級を確実に取得することを優先する判断も重要です。大学受験対策をいつから始めるべきかという視点とあわせて、限られた時間の中で何を優先すべきかを冷静に見極めることが求められます。

学年に合わせた英検受験を検討している方へ

英検は、学年ごとの目標を明確にして計画的に取り組むことで、大学入試という本来のゴールに向けた大きな武器になります。高校1年生のうちに基礎を固め、高校2年生で目標級を確実にし、高校3年生では出願条件に応じた現実的な判断をするという流れを意識しておくと、無理のないスケジュールで進めやすくなります。

明光義塾の英検対策授業についても詳しくご紹介していますので、あわせてご確認ください。学年に合わせた対策プランについて相談したい方は、まずは教室までお気軽にご相談ください。

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